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このブログは、DLC-PROの公式ブログです。

弊社の最新の「お知らせ」(セミナーの開催情報や新たな商品情報など) を中心に弊社の今後の展望から業界に関する疑問アレコレ!?などなど、様々な角度で思い付いたことを書き綴っておりますので、興味を持たれた方は、是非ご覧になっていただき、コメントまで頂戴することができれば幸いです。

【最新ニュース】

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DLC-PROからのお知らせです。

DLC-PROよりお知らせです。

現在、弊社ホームページでもご案内してりますが、地区担当者未着任地区の地区担当者を急募しています。

「なんか難しそう…。」と思われるかもしれませんが、全然難しくありません。

ホントかウソか、一度お気軽にお問合せください。

これ以上ない条件で、歓迎いたしますっ!!

【要項】

①現存するドッグトレーナーに関する技術認定を行う諸団体の認定を受け、その資格が有効であるもの。
②現状において独立してドッグトレーニング業として営むもの。もしくは、ペット関連サービスの業界に身を置き、その実務に従事する者。
③上記①・②のいずれかに該当するもの。

 【対象地区】

①北海道
②東北
③関東
④甲信越
⑤北陸
⑥四国
※上記より、各地区1名ずつ。

 【特典】

①加盟会員としての“月会費”無料!!

②『犬塾』の受講も、もちろんタダっ!!

③担当地区での採算がプラスになると報酬まで発生っ!!

 もう、これ以上の条件をお出しすることはできません。

やるなら、今ですっ!!

心よりお待ち申し上げております。

※他の地区では、引き続き「加盟会員」を募集中ですっ!!こちらも、是非お問い合わせください。

  

DLC-PRO 山崎 崇

カテゴリー: お知らせ — dlc-pro 1:54 AM  コメント (0)

行動学と行動心理学と動物行動学と行動分析学 1

はじめましての方がほとんどだと思います。

犬塾行動分析学セミナーで、講師を担当させていただいている、高山と申します。

今日から少しずつ、「行動分析学」に関連する様々なことを、こちらのブログで書いていくことになりました。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

さて、現在の日本の犬のしつけ界は、一種の「行動学ブーム」と呼べるのではないでしょうか。

様々なウェブサイトや書籍などでも、「行動学を基にした」「行動心理学に基づいた」といった言葉がうたわれていることからも、これがうかがえます。

しかし、「行動学が、具体的にはどんなものなのか?」をご存知の方は、あまり多くないように思います。

ある人はシンプルに「行動学」と表現し、またある人は「行動心理学」、別の人は「行動科学」、更には「動物行動学」などなど…

色々な言葉で、表現されています。

いかがでしょうか?それぞれがどう違うのか、ご存知でしょうか?

どうも色々なサイトを見たり、本を読んだりしている限りでは、これらの違いを明確に論じているものは少ないように感じます。

そして、特に日本の「しつけ界」では、「動物行動学」と「行動分析学」とを、混同されている方が多いように見受けられます。

意図的か、そうでないかはわかりませんが、この両者を「行動学」や「行動心理学」などの言葉で表現していたりもするかもしれません。

まずは、これら「動物行動学」と「行動分析学」が、どのように違うのか?ということについて、ごくごく簡単にではありますが、お伝えしていきたいと思います。

どちらも動物の「行動」についての学問なのですが、中身が結構違うんです。

「動物行動学」

動物行動学は、生物学の中にあります。

平たくいえば「図鑑の学問」です。

ある動物がいるとします。

犬でも猿でも猫でもなんでも構いません。

まあ、ここは「犬」にしておきましょう。

この「犬」という動物が、生まれてから死ぬまでに、「どのような行動をするのか?」ということを、「観察」して調べていくのが「動物行動学」です。

たとえば、「オスの犬は、足を上げてオシッコをすることが多い」とか、「子犬のうちは、前足で遊びを誘うことが多い」とか。

このように「犬という動物は、どんな行動をするのか?」を、ひたすら「観察する」学問です。

ですから、「犬という動物の行動を『知る』ため」には、適した学問だと思います。

「行動分析学」

行動分析学は、心理学の中にあります。

心理学の中にも、哲学や「こころの捉え方」、「こころへのアプローチの仕方」などで、様々な「心理学」があります。

行動分析学は、その中でも「徹底的行動主義」という、ちょっと特殊な立場を取る「心理学」です。

まあ、このあたりは、おいおい知っていって頂ければ。

行動分析学が対象とするのは、「犬という種」ではなく、「目の前の、この犬」です。

「目の前の、この犬は、犬を見ると吠えている。何故吠えるんだろう?」ということを、一生懸命に考えていく学問です。

もう少しきちんと書けば、「行動が起こっている原因」を、解明していく学問です。

実は、「動物の行動」には、「原理」があることをご存知でしょうか?

ちょっと先取りして書きますと、「正の強化」や、「負の強化」、「オペラント条件づけ」といった言葉を、見たり聞いたりしたことがあるのではないでしょうか?

これらの言葉は、すべて行動分析学で生まれました。

そして、行動の原理を解明して、さらに…

おっと、少し長くなってしまいましたので、今日のところはここまでにしておきます。

ひとまずは「動物行動学」と「行動分析学」は、どうも違う学問らしいということが、おわかりいただければ、今日のエントリは成功です。

これから少しずつ、この「行動分析学」について、ここをご覧になっている方に向けて、お伝えしていこうと思います。

今後とも、よろしくお願いいたします。

高山 仁志

カテゴリー: 行動分析学についてのあれこれ — dlc-pro 6:24 PM

『行動学』を学びませんか!?(6)

前回は、“陽性強化”=“正の強化”ということで、「“陽性強化”も元々『理論』上は『行動分析学』の“正の強化”だ」というお話をしました。

そして、これが残念なことに『理論』ではなく『やり方』として広まってしまったということについても触れた訳ですが、なぜこれが“残念なこと”なのか?

それは、とりもなおさず、『やり方』は『やり方』で終わってしまうからです。

実際のところ、“陽性強化”の根本原理である“正の強化”も、『理論』単体で見れば、それだけのものかもしれませんが、本来は「学習と行動」の『原理』の一部です。これを機能的に“行動修正”という現場で活用する場合、他の『原理』と組み合わせて使用しなければ、その効力を発揮しないことが多々あるのです。前回、例として挙げた10項目も例外ではありません。“随伴性”という考え方のもと、あの10項目は互いに連関しあった関係で、その対象とする“動物”や“ヒト”の行動を形成しています。それを「理解」した上で“行動の原因”を突き止め、改善すべきものは“修正”し、伸ばすべきものは“強化”することができるところに大きな意義があるのです。つまり、私たちの仕事に置き換えて考えれば、いろんな『原理』を組み合わせることで、飼主様にとっては“問題”とされるワンちゃんの“行動”をその飼主様の生活環境(ライフスタイルといってもいいかもしれません)にできる限り合わせて“修正”することができる訳で、『理論』はその展開の広がりに止まるところを知りません。

何が言いたいのかというと、要するに、『理論』で捉えることによりドッグトレーナーの選択肢が飛躍的に多くなり、対応に柔軟性が増すのだということです。そして、きちんと組み立てられたプログラムは、確実に「ワンちゃんの行動修正」という形で“良い結果”を導き出してくれるのです。

一方、『やり方』は、一事態における対処法であり、それ以上の展開は望めず、その対処は硬直的であると言わざるを得ません。

そういった意味で、ドッグトレーニングの手法を『やり方』で終わらせてしまうのは、やはり非常に残念でなりません。

同じ『理論』に基づくものを伝え方の違いで、かたや硬直的なものにしてしまい、かたや柔軟性と応用性に富んだものに変える…、そんな気紛れなものでいいのでしょうか?

そして、“結果を出せるドッグトレーナー”と“結果が出ないドッグトレーナー”が混在し、依頼する飼主様は、そんな“当たり”“はずれ”があることを知る由もなく…。

そんなことを日本のドッグトレーナーは、いつまで続けるんでしょうか?

といっても、それも時間の問題です。

気付いた人は、もう始めていますからね、『行動分析学』の勉強を…。

前回の10項目のような言葉がドッグトレーナーの間で飛び交うようになる日は、そう遠くないと確信しています。

まだ間に合います。

あなたも始めてみませんか?

DLC-PRO  山崎 崇

カテゴリー: 『行動学』を学びませんか? — dlc-pro 7:17 PM  コメント (0)

『行動学』を学びませんか!?(5)

『行動学』を学びませんか?シリーズも、今回で第5弾です。

そろそろ、もう少し踏み込んだ内容にしてみようと思います。
これまでにも“陽性強化”については、「今の“陽性強化”は、ちょっとおかしいんじゃないか?」ということで、話が展開されてきましたが、では、その“陽性強化”とは、そもそも何なのだ!?というところに視点を移してみましょう。

と、その前に…。

以下に示す言葉の意味を理解している方は、どれくらいいるのでしょうか?

①正の強化(positive reinforcement)
②負の強化(negative reinforcement)
③正の弱化(罰:positive punishment)
④負の弱化(省略:negative punishment)
⑤シェイピング
⑥消去
⑦消去抵抗
⑧消去バースト
⑨強化スケジュール
⑩確立操作

これらの用語は、すべて『行動分析学』において使用されているものばかりです。
当然のことながら、『行動分析学』を学んだ者であれば知らない者はまずいないし、知らなければ、それは『行動分析学』を学んだとは言えない…というくらいに初歩の用語になります。

あなたは、いかがですか?

もちろん、私は理解しています。ただ、今でこそです…。

おそらく、①~⑤は大半の方が知っておられることでしょう。⑥~⑨については私の経験値では約60%くらいの方が知っているように感じます。しかし、⑩に関しては、ほとんどのドッグトレーナーは聞いたこともない言葉のようで…、ドッグトレーナーの口からこの言葉を聞いたことがありません。

そして、今ここで確認したいのは、“知っているか?”ではなく“理解しているか?”ということです。このことが大きな違いを意味することは、ご理解いただけるものと思います。

そう、「知っているけど使えない」では意味がないですし、ホントは「理解している」こともあまり大きな意味を持ちません。厳密には「正しく」「使う」=「レッスンの現場で適切に使用する」ことができてこそ意味を持つものなのです。その上で、「知っている」レベルではなく「理解している」というレベルであることは、大前提となる訳です。

さて、それでは本題に戻りましょう。

そもそも“陽性強化”って何なのか?

答えは、簡単っ!!

“陽性強化”=“正の強化”

ということなのですが、キチンと説明いたしましょう。そう言える理由は、以下の通りです。

まず、上記10項目中の「①正の強化」に注目しましょう。これを英語にすると(そこにもあるように)“positive reinforcement”となり、これは『心理学』、とりわけ『行動分析学』で使用される専門用語です。よって、「行動分析学者」でなくても「心理学」系の識者であれば、まず間違いなく「正の強化」と訳します。つまり、“positive=「正」”“reinforcement=「強化」”の関係です。一方、この“positive”を「陽性」と訳す業界があります。それは、『医師』です。彼らは、“positive”を「陽性」と訳します。そして、日本に“陽性強化”を持ち込んだ最初の人物であるT・R氏は、1990年JAHA主催の「家庭犬しつけインストラクター養成講座」に講師として来日されております。JAHAはといえば、その和名を「日本動物病院福祉協会」というのですから、『獣医』さんの集まりであることは容易に想像できますよね。そう、『獣医』さんは『医師』な訳です。“陽性強化”の命名秘話については、これ以上、語る必要もないでしょう。

さらに付け加えるならば、「科学的な裏付けをもとにしたトレーニング理論」を売り文句にしているのですから、彼女も「心理学」の世界に足を踏み入れたに違いありません。だからこそ、“positive reinforcement”という言葉に行き着いたのでしょうし、その言葉を使用するに至ったのでしょう。

それを翻訳したのが、たまたま『獣医師』だった…。

そういうことなんです。

以来、“陽性強化”はドッグトレーニングの王道として日本に君臨していく訳ですが、残念なことに、これが『理論』ではなく『やり方』として伝播していくのでした…。

なので、現状は…、

“陽性強化”“正の強化”
ですよっ!!

ホントは、同じ『理論』であるはずなんですけどね…。

DLC-PRO  山崎 崇

カテゴリー: 『行動学』を学びませんか? — dlc-pro 2:42 AM

『行動学』を学びませんか!?(4)

前回は、“医師”を例にして、ドッグトレーニングは、『やり方』ではなく『理論』を基にした『技術』施行でなければいけないという話を展開しました。

今回は、その流れをもう少しだけ引っ張ります。

私たちドッグトレーナーの認定には、“医師”のような国家資格としてのプレミアはありません。どこの団体の認定を取っていても、その部分では、大きな差はないのが現状です。もちろん、各団体の一般的なイメージとしての“ブランド力”の差はありますが、それは、ドッグトレーナー個人の実力や魅力とは無関係です。

その証拠に、飼主様から「どちらの認定を持っていらっしゃるんですか?」と質問されることは、ゼロではありませんが、ほぼ皆無に等しい状態です。まして、「J○Cの認定じゃなかったので断られた。」なんて話は聞いたこともありません。

このことからも分るように飼主様からしてみれば、私たちドッグトレーナーの“肩書き”自体は、あまり意味のないものであり、“ドッグトレーナー”という以上は、“『持論』を展開する人”ではなく“『理論』を学んだ人である”ということを大前提に、その“ドッグトレーナー”個人が信任されている状態であるといえます。

しかし、その肝心な『理論』は、どうでしょうか?

私自身が立場上、専門学校卒のドッグトレーナーと接する機会が多いので、その辺りを聞いてみると面白い答えが返ってくるというお話しを以前にもしましたが、“陽性強化”ひとつ取ってみても、『理論』としての会話は成立しないのが実情です。(←これは、学校でそのように習うのだから仕方がないというお話もしました…)

そして、ここ最近、一番多くドッグトレーナーを輩出しているのは、ドッグトレーニング科のある専門学校…、ということは、現実の世界がどのような状態か?だいたいの想像がつきますよね…。

おそらく、『理論』を理解しているとは言えないドッグトレーナーが相当数存在するものと思われ、これはきっと飼主様の期待を裏切っている可能性が高い…と言えそうです。

「結果が出れば、それでいいじゃないかっ!!」と、おっしゃる方がいるかもしれませんが、それは、今の議論の対象ではありません。(←しかし、もしそんなことをおっしゃる方がいるとしたら、非常に“無秩序”な業界ですね。)

“『理論』を修得し、根拠をもって施策を講じる。”ことは、それを業として報酬を受け取る者の義務ですっ!!

ドッグトレーナーとて例外ではないでしょう。

ならば、この状態…、目を瞑って放置する訳にはいきません。

ドッグトレーニングの『理論』は『行動分析学』です。これは、何もDLC-PROが独占するものではありませんし、できるはずもありません。ただ、皆さんが日々活躍されるドッグトレーニングの現場で使われている“陽性強化法”も“〇〇式”も“▲▲流”も、その『やり方』の基本原理はすべてこの『行動分析学』の中に集約されているものですので、その事実を知ってもらい、もう一度きちんと勉強してみませんか?と言いたいのです。

弊社、DLC-PROは、それを学習することができる環境を提供し、この問題に対処したいと考えております。

「ちょっと聞いてみたいな…」と思われた方、ちょっとだけ聞いてみてください。

“本物”を用意してお待ちしております。

DLC-PRO 山崎 崇

カテゴリー: 『行動学』を学びませんか? — dlc-pro 10:06 PM