はじめてこのブログをご覧になる方へ

このブログは、DLC-PROの公式ブログです。

弊社の最新の「お知らせ」(セミナーの開催情報や新たな商品情報など) を中心に弊社の今後の展望から業界に関する疑問アレコレ!?などなど、様々な角度で思い付いたことを書き綴っておりますので、興味を持たれた方は、是非ご覧になっていただき、コメントまで頂戴することができれば幸いです。

【最新ニュース】

↓↓ ブログ記事は、ここからです!!  ↓↓


飼主様向け集中セミナーDVD販売のお知らせ

8月22日(日)に開催しました「夏休み“愛犬のしつけ”集中セミナー」DVDを販売することになりましたっ!!
「あの時は、日程が合わなかったのよねぇ~」というお声を多数頂戴し、お越しになれなかった方のためにもと思い、今回に至っておりますので、是非この機会にお買い求めくださいっ!!

【販売概要】
◎価格(送料込み)

・第一部3,000円(時間 1時間48分30秒)
・第二部3,000円(時間 1時間34分03秒)
・2枚セット5,000円

※一部2時間のセミナーですが、人格権等の法律に準拠し、質疑応答部分の映像は削除しておりますので、正味の鑑賞時間は上記の通りとなります。

◎お申込み方法
以下のURLより、
http://dlc-pro.com/contact.html(携帯電話からのアクセスは不可能です。)

①弊社DLC-PROの『お問い合わせフォーマット』に必須事項をご入力ください。
“詳細欄”にご要望の商品名(第一部・第二部・2枚セット)を必ず明記してください。
送信してください。
※一部に付き2枚以上をご要望の場合は、“詳細欄”に商品名と併せて必要枚数をご入力ください。

◎お支払い方法
所定の銀行口座にお振込みにてお支払いいただきます。

◎発送
ご注文をいただいた後、所定の銀行口座に代金のお振込みが確認され次第、クロネコメール便にて発送いたします。
※到着には2~3日かかることがあります。

◎注意事項
①家庭用のデジタルビデオカメラにて撮影しておりますので、機能上のピントボケや防ぎようのない手振れが生じている箇所があり、画質は決して良いものとは言えないことを予めご了承ください。
②商品お届け時、既に損傷があったり画像として検知できないなどの不具合があった場合は、お手数ですが弊社までお電話かメールにてお申し出ください。商品をお取り換えいたします。
③その他、商品として不備が無い場合の返品による代金の返還には応じられませんので予めご了承ください。
④本商品は、購入者が個人的視聴を目的とした販売に限定して許可されています。このDVDビデオ及びパッケージに関する全ての権利は著作権者(DLC-PRO)に帰属し、上記目的以外の販売、無断での複製(異なるテレビジョン方式を含む)、改変、上映、放送(有線・無線)、インターネット等での送信、レンタル(無償・有償を問わず)などの行為は法律で固く禁じられております。また、日本国外での販売は許諾されておりませんので、ご注意ください。

以上、皆様からたくさんのご注文をお待ちしております。

DLC-PRO 山崎 崇

カテゴリー: お知らせ — dlc-pro 11:41 PM  コメント (0)

ドッグトレーナーの『理論』-(続)検証可能性 -

お待たせしました。

では、「リーダー論」の“検証可能性”について、見ていくことにいたしましょう。

「リーダー論」のポイントは、以下の3点だろうというところで前回は終わった訳ですが、さて、これが『理論』に足るものか?検証してみましょう。

【リーダー論のポイント】

①イヌと飼主の間に主従関係(上下関係)がある。

②その主従関係(上下関係)が逆転している。

③だから、イヌは飼主に従わない。

≪検証≫

①イヌと飼主の間に主従関係(上下関係)がある。

まずは、この“主従関係”というものを明確に定義するなり説明するなりして、検証可能なものなのかどうかを確認する必要がありそうです。ドッグトレーナーの皆さんは、どう考えておられるのでしょうか?私が、今までにいただいた回答は、以下がベスト3でした。

1.「そんなもの見れば分かるじゃないかっ!!」

2.「定義、定義って、そんなものにばかりこだわって、本質を見落とすなっ!!」

3.「イヌとヒトとの関係を表現するものとして使用しているのであって、俗に言う“主従関係”というものではない」

結局、誰一人として“明確に”説明してくれるドッグトレーナーは、いませんでした…。

でも、おっしゃることの意味するところも分かります。

なぜなら、私も以前は、同じようなことを言っていたものですから…。

ただ、それではいけないということに気が付いた…というか、気付かされたんです。それが、“識者”の方たちによる“指摘”でした。

「自分たちでも説明が付かないもの(=主従関係など)を持ち出して、商売をするというのはいかがなものか!?」

ごもっともです…。

これって実は、根拠は、有りそうで無いんですよね。

イエイヌに関する専門書や論文をきちんと読んだ人なら分かるでしょうが、専門の研究者の方たちは、同じイヌ科の動物の行動からイエイヌの行動を分析されてはいますが、それをそのまま“イエイヌも同じだっ!!”という風には断定していないんですよね。

まして、それを異種間に適用するなどということには一切触れてもいませんので、これは明らかに私たちドッグトレーナーの勝手な拡大解釈であると言えるでしょう。

どこからどのようにして、そのような知識を植え込んだのかは分かりませんが、“イヌ”そのものの理解も“かなりいい加減だ”と言われても仕方ありません…。

さて、本題に戻ります。

“主従関係”とは検証可能なものか!?

「実際、これは人間が言葉を使う中で作り出した、一定の法則性があるように見える状態を指した“概念”で、イヌがそれを認識している(もしくは、“認識できる”)のであれば、イヌに聞いて検証することもできるだろうが、それすらも分からない状況で、“ある”とか“ない”とかいう議論に終始してしまうこと自体がそもそもおかしい。」という指摘からも分かるように、

「イヌが“主従”という“概念”を認識しているのか!?」ということに関しては、

イヌに聞かなきゃ分からない!!

ということで、どうやら検証できそうもありません。

ということは、

②その主従関係(上下関係)が逆転している。

③だから、イヌは飼主に従わない。

については、これ以上の議論は必要ありませんね…。

結論として、「リーダー論」は、『理論』の構成要因である“検証可能性”満たさないということが言えそうです。

DLC-PRO 山崎 崇

カテゴリー: ドッグトレーナーについて — dlc-pro 4:57 PM

ドッグトレーナーの『理論』- 検証可能性 -

前回のこのシリーズからは、かなり時間が経ってしまいました…。それもこれも、8月に行った飼主様向けのセミナーへの反響が予想以上に大きくなり、中々ブログにまで手が回らなかったのが原因なのですが、これは極めて“嬉しい悲鳴”ですっ!!

ご参加くださった皆さんっ!!    本当にありがとうございましたっ!!

ということで、久々に続きです。

“ドッグトレーナーの『理論』は、果たして『理論』と呼べるのか!?”

このことについて、考えてみましょうということで、“ドッグトレーナーの『理論』”の代表格として「リーダー論:イヌと飼主との主従関係(上下関係)が逆転しているから飼主に従わないのだとする理論展開」を例に挙げておりました。

そして、【『理論』において重要な5項目】に照らして進めて参ります。

今回は、1番目の「検証可能性(反証可能性)」についてです。

それは、以下のようなことでした。

【検証可能性(反証可能性)】
『理論』は、事実に対して検証可能な明確な“予測”を作らなければならず、原則的に“間違っている”と証明できる「反証可能性」を兼備していることが良い『理論』として一般に同意されており、“間違っている”ことを証明することができない『理論』は予測的価値を持たないとされる。

では、この「検証可能性」とは、一体どういうことなのか!?というところから見てみましょう。

まずは、この文章を簡単な表現にしてみます。

【要約】
『理論』には、現実に確かめることができるハッキリとした“予測”ができる性質と、それを否定する立場に立った時に同様の指標を用いて明確に否定できる性質を兼ね備えていることが好ましく、将来的に明確な否定ができない『理論』が導き出す“予測(法則など)”には価値を見出すことはできない。

という風に解釈して良いと思います。

しかし、これでも引っ掛かる部分があるのではないかと思いますが、

それは、

“それを否定する立場に立った時に同様の指標を用いて明確に否定できる性質を兼ね備えていること”

という部分ではないでしょうか?

「なんで、否定されなきゃならないんだ!?」って感じられる方が多いのではないかと思うのですが、いかがでしょうか?

私も、最初の頃はそうでした。「間違いだと否定されるようなスキのあるものを『理論』と呼ぶのか!?」
という風によく感じたものでした。

でも、そうじゃないんですよね。

“もし、否定する(される)ならば、明確に否定できる構造であることが望ましい”ということであって、否定されたり批判を受けたりすることが『理論』として脆弱であるとか、『理論』は否定されることが前提なのだと言っている訳ではないのです。

こういう勘違いについては、「きちんと日本語を読めっ!!」とよく指摘を受けたものですが、ホントにそうだと思います。

ちゃんと書いてあるんですから…。

で、本題に戻りましょう。

「リーダー論」はどうでしょうか?

ポイントは、以下の3点に分けられそうです。

【リーダー論のポイント】
①イヌと飼主の間に主従関係(上下関係)がある。
②その主従関係(上下関係)が逆転している。
③だから、イヌは飼主に従わない。

ここからどのような“検証可能性”が見えてくるのか!?

続きは、次回です。

 

≪引用文献≫

ジェームズ・E・メイザー(2008).メイザーの学習と行動.二瓶社.p6-7

DLC-PRO 山崎 崇

カテゴリー: ドッグトレーナーについて — dlc-pro 3:04 AM  コメント (0)