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このブログは、DLC-PROの公式ブログです。

弊社の最新の「お知らせ」(セミナーの開催情報や新たな商品情報など) を中心に弊社の今後の展望から業界に関する疑問アレコレ!?などなど、様々な角度で思い付いたことを書き綴っておりますので、興味を持たれた方は、是非ご覧になっていただき、コメントまで頂戴することができれば幸いです。

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原理で繋がっている

ブログ、復帰です。

少々長めの夏季休暇をいただき、この間も、先月同様に軽井沢の『行動コーチングアカデミー』へ行き、「第1回 行動分析学道場」という研修を受けて参りました。
そこには、行動分析学が応用されている様々な分野で活躍されている実践家の方々が集まっており、改めてその応用範囲の広さを実感しました。

そして、そうした中に身を置くことで、ご列席の先生方が当初よりおっしゃっていた通り、「すべては原理で繋がっている」ということを肌で感じることができ、仕事上の視野も広がりましたが、何より、仕事としての可能性が広がったことが一番の収穫でした。

この興奮を未だにうまく言語化できない自分が歯痒くて仕方ないのですが、要は「ドッグトレーニングが進化するには、やはりこれしかないっ!!」ということを確信した訳です。

ただし、今のままではダメだということも分かったので、色んな部分で変えなければなりません。

弊社の制度そのものも再編しなければ…やれることは、山ほどありますね。

カテゴリー: その他 — dlc-pro 2:49 AM

夏季休暇のお知らせ。

平素より、弊社DLC-PROをご愛顧賜り、誠にありがとうございます。

さて、弊社では誠に勝手ながら、下記の期間を夏季休暇とさせていただきます。

【夏季休暇日程】

平成24年8月8日(水)~平成24年8月16日(木)

※この間にいただきましたeメール、FAXでのお問い合わせ、及びDVDの発送等につきましては、8月17日(金)より順次対応させていただきます。

ご迷惑をおかけしますが、ご理解くださいますようお願い申し上げます。

カテゴリー: お知らせ — dlc-pro 1:54 PM

学ぶべきは「行動」である

ここ最近、“学会に参加した”というところから、“学会に参加しても知識レベルで何かを得ている訳ではない”という方向で話が膨らんできておりまして、「何も得られないんじゃ参加する意味なんかないじゃん!!」というお声に対して、「何も得られないんじゃない。学術的に“イヌ”という動物は、分かっていることがあまり多くないということが分かるんだ。」ということで、「そのことこそが、情報を扱う者の姿勢として非常に大事なことなんだ。」というお話をしていたところです。

で、今回は、こうした学会の学術大会への参加を通じて得た、もう一つの学びをお伝えしようと思います。

それは、表題にもなっているのでもうお分かりかと思うのですが、

学ぶべきは「行動」である

ということです。

私にとって、この境地に辿り着くことができたのは、やはり非常に大きな、というかこの職業に就いて一番の発見であり学びであります。

これまでにも何度もこのブログに書いてきましたが、私も、駆け出しの頃に動物行動学の先生に言われた「動物行動学は、犬のしつけに何の役にも立たないよ。」ということや「犬のことを知っても仕方ないんじゃないの?」という言葉の意味が、最初はサッパリ分かりませんでした。

なぜなら、以前の私の中では、“目の前にいる犬”“犬種図鑑やカタログに載っているイヌ”は、ある意味同じ存在だったのです。つまり、「よく吠えるので困ってます」ということで、飼主さんから行動の修正についてご依頼のあったトイ・プードルも、犬種図鑑に載っているトイ・プードルも同じ“トイ・プードル”という犬種だということで、その犬種図鑑に載っているような性格であったり習性で、同じような行動をする傾向があって、適切なしつけをすれば、そのように育っていくものだという風に思っていた訳です。(→あり得ませんが…)

だから、当然のように、あらゆる犬種について、その知識を備えようと必死になって「犬種スタンダード図鑑」みたいなものや「犬種カタログ」みたいなものを読み漁った時期もありましたし、犬の出すボディランゲージなるものを理解するために、そういった系統の本を散々読みまくっていました。

で、そうした『知識武装』(『理論武装』ではない…)をすることで、犬のことを知った気になっていた訳ですが、今考えると、なぜ、これが“しつけ”や“ドッグトレーニング”に繋がったのかが、自分でも分からないんです…。

確かに、様々な分野の人が書いた色んな犬に関する本が巷には溢れていますが、その中のどれ一つとして、目の前にいるクライアントさんの飼っている犬のことは、書いてないんですよね。(→当たり前ですが…。)

例えば、それがジャック・ラッセル・テリアだったとして、そのためにどれだけ“ジャック・ラッセル・テリア”のことを学んでも、そこに書いてあるのは、あくまでも“ジャック・ラッセル・テリア”という犬種の行動上の傾向でしかなく、ましてや、今、目の前で問題となっている行動の解決策などは、どこにも書かれていない訳です。

「だから、あなたたちが扱っているのは、“行動”なんですよ。」何度言われたか分かりません。

そう諭されるような感じで、これまでにも多くの先生方から、そのような指摘をずっと受け続けてきましたが、中々その本質部分を理解することができませんでした…しかし、そんなことを繰り返している間に少しずつ、ホントに少しずつ分かってきたんです。

そして…

ドッグトレーナーが扱っているのは、“イヌ”ではなくイヌの“行動”である。

※今では、この見解からまた少し前進したものへと変わってきていますが…。

という境地にようやく辿り着くことができました。

これも、学会に参加して多くの先生方と交流することで得た大きな学びだと思っています。

こうしたことに気付くことが無ければ、今頃は、まだ必死になって“イヌ”のことを勉強していたことでしょう。飼主さんがお困りの行動があるという“目の前にいるイヌ”の「行動」の意味を理解する術も持たないまま…。

今、考えてみると非常に恐ろしいことですが、幸いなことに私は『行動分析学』と巡り合うことができました。

そして、私のドッグトレーナーとしてのあり様が、ここから大きく変わり始めた訳です。

カテゴリー: ドッグトレーナーについて — dlc-pro 2:21 PM