『行動分析学』との遭遇2
とまあ、こんな感じで、“ドッグトレーニング”とか“犬のしつけ”なんてものとは、まったく縁もゆかりもないところからこの業界に転がり込んできた訳ですが、何もなかったのかというとそうでもありません。
やはり、私も、ご多分に漏れず“動物好き”ではありましたので、その類の本は結構読んでいた方だと思います。で、その中でも“動物の行動”に関する専門書となれば、当然のように行き着く先は『動物行動学』の本だった訳です…。
が、これらは読んだといっても所詮は“独学”のレベルをどうあがいたって抜けられるはずもなく…なんですよ…。
そりゃそうですよね、本来は、大学と呼ばれるところで一つの学問として研究されたり議論されたりして、それでも中々答えが出なかったりするものなんですよね。それが、本を読んだだけで分かるか!?っちゅうたら、そりゃね…我ながらかなり学問もナメてたと反省しております。
とにかく、お客様である飼主様からお代を頂戴して、相談にのらせていただいたり、レッスンを行う訳ですから、自分のやっていることに根拠がなければ、「それは、業としてマズくはないか?」というところだけは根強くあって、それを『動物行動学』に求めた訳ですが、どうもシックリこない部分が所々に出てくる…、所々の間はまだ良いが、そのうちに所々では済まなくなってくる…その原因は後々分かってくるのですが、とりあえず、今はそのことには触れないでおきます。
で、とうとう居ても立ってもいられなくなって、本では理解し切れない部分を「“分かっている人”から聞いてみよう!!」、そして「おそらく“学会”というところには、そーいう人たちがいっぱい集まってくるんだろう」ということで、“自分のやっていることの根拠を探す学会巡り”の旅が始まったのでした。
あ、まだ『行動分析学』には、出会ってないです。
>>続きます。
DLC-PRO 山崎 崇
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