“ドッグトレーナーの『理論』”― 総括 ―

このシリーズも、ようやく前回で、『理論』としての一通りの観点で私なりの見解を述べさせていただきました。日常の業務に忙殺され、弊社のお知らせばかりが並び、次の記事をアップするまでに、ただダラダラと時間だけが過ぎていく…そんな間延びしたシリーズになってしまいました。

このことは、今後への反省として真摯に捉え、今回は、その間延びした分、何を伝えたかったのかがボヤけてしまったところをフォローしつつ、総括をさせていただこうと思います。

とりわけ、誤解されやすい部分で、一番誤解されたくないところは、今回取り上げた、ドッグトレーナーの『理論』の代表格であった『リーダー論』が、『理論』として間違っているとか、存在しないとかいうことを言いたいのではなく、『理論』としてはその構成が非常に脆弱で、とても“根拠”があるとは言い難いということであり、明らかに“科学的なアプローチ”とは言えないということであって、『リーダー論』を否定している訳でもなんでもないのです。

なので、今はかなり少なくなった!?(と聞いておりますが…)『リーダー論』者の方は、「科学的な根拠は何もないんですが…」という説明を飼主様にキチンとした上で今まで通りに営業を続けていただければ良いんじゃないかと思います。

ただし、「“根拠”もないところで商売するのはどうだ?」という指摘は当然のようにありますので、その辺りは真摯に受け止めていただきたいところです。

ということで、非常に手短ではありますが総括とさせていただきます。

DLC-PRO 山崎 崇

カテゴリー: ドッグトレーナーについて — dlc-pro 2:35 AM